作品紹介に戻る
システム ストーリー 修正パッチ
『Windows
Vista』における
不具合についてのお知らせ
システム
|
題名 |
『キスより甘くて深いもの 第二章』 |
ゲーム形式 |
オリジナル・ノベル |
初配布 |
2005年 コミック・マーケット69 |
価格 |
イベント価格 500円 |
制作スタッフ |
企画・脚本・演出/黒田如風
原画・CG/木神
プログラム/ファンゴルン
音楽/werewolf |
CG枚数 |
イベントCG 9枚(差分含む) |
音楽 |
BGM 8曲 効果音 89個 |
動作環境 |
Windows95/98/Me/2000/XP
DirectX8.0a以上
CPU 300MHz以上
メモリー128MB以上
必要HDD容量 約220MB |
店頭販売開始しましたヽ(´▽`)/
下記のHPにて紹介&評価を戴きましたヽ(´▽`)/
ストーリー
「あのね、わたしねっ!」
紫眞の手が、わたしの両腕を強く握った。
「お姉ぇちゃんみたいに、お父さんと、エッチなことがしたいのっ!!」
………………………………。
………………………………。
………………………………。
「はいっ?!」
声が思わず裏返る。
「え……と。ごめん、良く聞こえなかった」
耳に入った妹の言葉が信じられなくて。
「紫眞。悪いけど、ゆっくりもう一度話してくれる?」
身を乗り出し質問した。
いつの間にかシーツを握り締めていた。
「お父さんと……」
「お父さんと?」
「お姉ぇちゃんみたいに……」
「わたしみたいに?」
「エッチなことが………したい」
………………………………。
………………………………。
………………………………。
………………………………。
………………………………。 |
「だめ、ダメ、それは絶対に駄目ぇ〜っ!」
わたしは咄嗟に叫んだ。
「紫眞はまだ早いから、ダメェッ!」
全身から汗が噴き出す。
「どうしてダメなのぉ?」
不満げな声。
「だって、紫眞はまだ子供でしょっ?!」
「お姉ぇちゃんと、二歳しか違わないよぉ」
「紫眞はまだ、アレが来てないじゃない」
「…………」
口を尖らせながら妹は下を向いた。
「あのね、紫眞。エッチはね、ちゃんと生理が来てからじゃないと、ダメなのよ」
そもそもエッチとは子供を作る行為。
初潮はその準備が出来たという合図。
つまり、生理が来る前にエッチをしてしまうのは、とっても体に悪い………と、わたしは思っている。
「紫眞は今、成長期でしょ。胸だってないし、お尻だって小さいし、体がまだ子供なんだから」
「でも、でも、わたしだけ仲間外れはイヤッ!」
ヒステリックな声。
睨みつけるような眼差し。
………まずい。
わたしは唾を飲み込んだ。
「お父さんと、お姉ぇちゃんだけで楽しいことして………」
妹の握った拳が震えてる。
目から涙が零れてる。
「わたしだって、わたしだってぇ──────っ!!」
叫び声。
顔を真っ赤にしながら。
わたしは溜息をつきながら、心の中で舌打ちした。
普段とても大人しい妹。
誰の言うことにも素直に従う妹。
でも、それはあくまで外向きの顔。
本当は我が儘で、酷く意固地で。
そして一度爆発すると、自分の要求が通るまで駄々をこねまくる。
何時間も、何日も、時には何ヶ月も。
どうしてこんな性格になったのやら…………。
『キスより甘くて深いもの 第二章』より抜粋 |
修正パッチ
『キスより甘くて深いもの 第二章 Ver1.0→2.0』(約3.8MB)
○主な変更点は下記になります。
・ イベントCG修正
・ キャラクター立ち絵追加
・ シナリオの加筆修正
・ トップ絵の修正
・ 背景の追加&修正
ファイルはZIPにて圧縮してあります。
下記のソフトなどで解凍してください。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se094501.html